オーダーメイドの結婚指輪・マリッジリングの彫金日誌です。taxonomy-blogu-php
こんにちは!
四国は梅雨明けいたしました。去年より13日も早い梅雨明けだそうでおどろきです。週間天気予報もずっと晴の予報に変わりました^^
が、どうゆう訳か今日は曇りで少し雨が降っています?!やはりこの時期の予報はかなり難しそうです。
今回ご紹介する結婚指輪は、遠く神奈川県の方で、当店のホームページをご覧になりご相談いただきました。お二人のイニシャルをリングに入れ合うようにデザインしました。イニシャルの部分は合わせるとハートモチーフが浮き上がります。
こちらがデザイン画です。
レディス、メンズ共に少し幅が広めで個性的なデザインです。また、素材にもこだわってピンクゴールドを使用しました。ピンクゴールドの地金を使用するにあたり、地金の特性などを色々相談しながら決めていきました。
ピンクゴールドで鋳造直後に酸洗いだけしたリングです。イエローゴールドと違って研磨していない状態でも赤みが掛かった地金の色をしています。
そして、こちらが完成した結婚指輪です!
ピンクゴールドはキレイなピンク色の発色で光沢仕上げにすると美しい!
私も大好きです。
それぞれの内側にはダイヤモンド彫刻で記念のメッセージを彫りました。
指輪が完成してお送りした際、大変喜んでいただき、わざわざ実際に指に付けた写真まで送っていただき、「一生大切にします!」とお礼のメールを頂きました。私もこのメールを頂いて大変感激いたしました。
遠く離れた方とでもこんな形で交流ができ、インターネットのすばらしさを実感いたしました(^^)
本当にありがとうございました。末永くお幸せに!
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こんばんは!
先日ご紹介しましたハートと羽とひまわりの結婚指輪が完成いたしました。挙式が7月5日とせまっておりましたが無事に完成してお渡しすることが出来ました。
こちらがそのデザイン画です。前回はプラチナ地金に鋳造したところまでご紹介いたしましたがその後、仕上げをし、キレイにひまわりを彫刻することができました。
こちらが出来上がりです。
合わせると美しいラインのハートモチーフが浮かび上がります。レディスに入ったピンクダイヤとシーブルーダイヤ、ホワイトダイヤが華やかな感じでとってもキレイです。メンズに入った羽のモチーフもかっこよく仕上がりました。
そして、ハートの上にはお互いのイニシャルを彫刻で入れました。
更に、裏側はご覧のように合わせるとキレイなひまわりの彫刻が現れます。サイズの違うリングを固定して、モチーフを合わせると浮き出すように入れる彫刻は難しいので苦労しましたが注文していただいたお二人の為に頑張って入れました。
ひまわりの花は彼女がとても好きな花だそうで、何とか結婚指輪に入れたかったのだそうです。
苦労して入れた甲斐あって、お渡しする際、とても喜んでいただけました(^^)
そして内側にはお二人の記念日と、お名前をダイヤモンド彫刻機によって筆記体で入れました。
挙式まで後5日ほどですが、無事お渡しできて本当に良かったです。
ひまわりのように元気で明るい家庭が築ければ良いですね!
末永くお幸せに!
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今日少しご紹介する結婚指輪は結婚式が7月5日と目前に迫ったカップルの結婚指輪です。優先して作業を進めています。
幅は全体的に広めのリングがご希望で合わせるとハート、レディスはダイヤを入れた物がご希望でした。
そして、指輪の下側( 内側ではなく、指に付けたとき手のひら側の表面 )には彫刻でひまわりを入れたいとのこと!合わせてモチーフが浮かび上がるようにする彫刻はかなり難しいのですが引き受けちゃいました(^^;)
こちらがワックスの原型です。これを埋没してプラチナで鋳造します。
レディスが5mm、メンズが6mm幅なので、かなりしっかりした重みのある仕上がりになるでしょう。
その後、プラチナで鋳造!この写真は埋没材から取り出した鋳造直後の写真です。
まだ表面に埋没材がガチガチにこびりついています。はたして鋳肌はキレイでしょうか!
埋没材を完全に除去しました。
とても良い状態で鋳造できたようで、表面には巣はありません。
肉厚の物は巣が入りやすく、鋳造が難しいのですが大成功です。
結婚式がせまっていますので失敗は許されません。
この後、仕上げていくのですが最後に入れる『ひまわり』ですが、失敗すると挙式に間に合わないのでかなり慎重に行う予定です。
はたして、ひまわりの彫刻は無事完成するでしょうか?その様子は近々ご紹介できると思います。
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こんばんは!今日はとても眠いです。
今回はとても優しそうな彼と彼女のオーダーメイドの結婚指輪をご紹介します。一度ご来店していただいたときに、こんな加工や彫刻が出来るんだ!と確認され、お二人である程度デザインを考えられて、2度目のご来店時にオーダーしていただきました。
こちらがそのデザイン画です。当店ではお客様と色々相談しながらその場でデザイン画を描いてご提案しています。お話を聞きながらどのようなデザインのイメージにしたいのか、指輪に入れたいモチーフの事など色々です。
決定したデザインは天使の羽の彫刻を入れて、レディスにはサムシングブルーの青いダイヤを留めます。そして、ポイントは指輪のサイド部分に合わせるとイニシャルの『K』が浮き出すようにしたところです。あくまでもメインは青いダイヤと羽の彫刻なので、あまり太くないラインのイニシャルでなおかつ指輪のボリュームにマッチしたバランスでイニシャルを入れました。
制作の途中で何度もイニシャルの太さ、重なり具合を確認しました。このバランスは私に「お任せします!」と言うことだったので念入りに確認!
そうして出来上がった結婚指輪がこちらです!
全体をつや消し仕上げにしているのでとても上品なイメージに仕上がりました。レディスに埋め込んだダイヤは青といっても薄い水色のブルーなのでとてもこのデザインにマッチしてキレイです。
サイドの『K』もピッタリと浮き上がります。
二つを横に並べて見ました。
マリッジリングの内側には彼女のご希望でスマイルマークを入れました。
このマーク、何となくほほえましい感じで私も大好きです。
このマークのようにいつまでも微笑みが絶えない家庭が築ければいいですね(^^)
末永くお幸せに!
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今回ご紹介するマリッジリングはバラの花をモチーフにしたリングです。
メールでご依頼をいただき、電話でイメージを伺いデザインいたしました。現在お手持ちのゴールドとプラチナのコンビリングと重ねづけが出来るようにと、コンビのデザインにいたしました。
全周に渡ってバラのイバラが施されたリングです。トップの花の部分のみK18イエローゴールドです。
かなり細かいモチーフですが細部まで丁寧に仕上げをしてツリーにしました。
こちらが花の部分をワックスで削った物です。
花びら一枚一枚を丁寧に仕上げています。私の指と比較するとかなり小さいのがわかります。
リングの部分をプラチナで鋳造しました。ワックスの細かいレリーフがキレイに再現できるか不安だったのですが、巣もなくキレイに出来て一安心です。
こちらが花の部分をイエローゴールドで鋳造仕上がった物です。
指に乗っけると本当に小さいのがわかります。
両方をキレイに研磨して光沢を出します。
すき間が出来ないようにしっかりと両方のパーツを溶接します。
溶接後、キレイにバフ掛けし光沢を出してからバラの花、イバラの部分以外をつや消しにして、イバラに奥行き感を出すためにイバラのライン彫刻も入れています。
花のすぐ横のツルにダイヤを抱きかかえるように1個埋め込んで仕上がりました。
今回は、レディスのみをご注文いただきました。
幸せな家庭が築けるよう私どももお祈りしております。遠方にもかかわらずご注文いただきまして本当にありがとうございました。
末永くお幸せに!
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今日は午後から台風2号の影響か雨が降り出しました。その雨が夜になるにつれ、一段と激しくなり大雨洪水警報が発令されるほどとなりました。4~5日前まで半袖で過ごしていたのにこの所、急にまた寒くなって長袖シャツを引っ張り出してきて着ています。今日は雨なので特に底冷えします。(x_x)
本日ご紹介する結婚指輪は当店のホームページをご覧になり埼玉県からご注文いただきました。
シンプルな平打ちタイプのリングをベースに唐草模様を入れたリングです。レディスとメンズでサイズが違いますが全く同じデザインのサイズ違いとして作っています。全周に渡って不規則に入れられた唐草模様には秘密があり、4つのイニシャルが隠されています。
こちらがデザイン画です。模様の中に、『T』、『C』、『M』、『H』が隠されています。
この唐草模様は原型の段階で造形した物で、表面から一定の深さで均等に彫り込んでいます。この作業はどんなに熟練したクラフトマンを持ってしても絶対に不可能な作業ですが、当店お得意の3DCADを使ってモデリングし、CAMソフトによって造形したからこそ可能になったものです。このリングの製作を他店に頼むと手作業で時間が掛かる上、サイズ違いで全く同じ物を作るのは不可能に近く、仮に出来たとしてもかなりの金額を請求されることと思います。このワックス原型を見る人が見れば原型製作のクオリティーの高さが解っていただけると思います。
この結婚指輪はK18WGで製作いたしました。当店のWGは独自の調合によってメッキ無しでもプラチナに近い白系の発色をしているので鋳造直後の鋳肌も白いキレイな物になります。
キレイに磨いた後、そのままでもキレイなのですが、より光沢を出すためにロジウムメッキはやはりかけます。ただ、元もと白系の地金なので長年使って少々傷が付いてもメッキがはげて茶褐色の地肌が見えてきて汚くなると言うことはありません。ご安心を(^^)
内側にはダイヤモンド彫刻機でかわいいハートと、記念日を彫刻いたしました。遠方にもかかわらずオーダーいただきまして本当にありがとうございました。
末永くお幸せに!
PS
明日から神戸で国際宝飾展というとても大きな展示会があるのですが今年も出張しようと思っています。今年はダイヤモンド彫刻機という機械を買ったばかりなのですが、更に高額な機械を導入することを検討しています。それはレーザー溶接機という物です。溶接部分以外に熱の影響が全くなく溶接が可能な物で、今まで不可能だった様々な加工作業をこなせると考えています。金額も高級車1台買えるほどしますがこれからの時代、彫金工房に取っては必要不可欠な物になると思います。会場にてレーザー溶接機を色々見て検討したいと思います。
毎回あちこちから招待状が山ほど来ます。こんなに必要ないのですが(^^;)
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もうすぐゴールデンウィーク突入ですね!毎年この期間はレジャーや旅行に出かける人が多いようですが、今年は暫定税率の問題でガソリン価格が下がったり、上がったりもういい加減にして欲しいものです。(>_<)
安心して旅行などにお金を掛けられない状況が続いていますが皆さんはどう過ごされるのでしょうか?私は暫定税率関係なく、仕事をこなさなければいけないので結局仕事の毎日です(^^;)
今回ご紹介するマリッジリングはとってもネコが大好きというお二人からのご依頼で、ネコをモチーフにしたマリッジリングのご紹介です。
基本のフォルムはシンプルなS字タイプのリングです。プラチナで鋳造した直後の写真です。リングの表面に突起物が無いリングなのでかなりキレイに地金が流れました。全く巣がない状態です。
チョット写真を撮った場所が悪かったので解りにくいですが表面をキレイに研磨しています。リングのトップ部分にはお互いの誕生石を彫り留めにするため、下穴を空けています。
誕生石を彫り留めし、ネコの顔と、肉球の足跡をタガネで彫刻しました。とてもかわいく仕上がりました。
彫刻ではCADで作ったリングのようには行きませんが2本ともほぼ同じようなネコの顔と、肉球が彫れました。
私もネコが大好きで、今は飼っていませんが、うちには物心付いたときからずっとネコがいました。子供の頃に良くネコと遊んだ思い出があります。私にとっても懐かしい思い出のような仕事をさせて頂きました。
末永くお幸せに!
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当店のオリジナルマリッジリングの中に『翼』という名前のリングがあります。埼玉県のお客様から素材をホワイトゴールドにてご注文いただきました。
原型をK18ホワイトゴールドで鋳造し、ツリーから切り離した直後です。当店のホワイトゴールドは独自の調合によって、地金その物が白色系の色合いをした素材を使っています。
まず、サイズをきっちり決めるためにリングの内側をヤスリ掛けしサイズを決めていきます。
キレイに表面を研磨してからダイヤを留めます。当店のオリジナルはダイヤは入っていないのですが、レディスにダイヤを1個入れて欲しいとの希望でしたのでダイヤを留めています。リングの形状から平面部分は無いのでデザインの尾根になった部分で左右から挟み込むような留め方で石留めしました。
キレイに研磨して出来上がりです。
メンズの方は内側にブルーダイヤを埋め込みます。内側に石留めするためにダイヤと同じ直径の下穴を空けます。
ブルーダイヤと同じ直径の下穴がキレイに空きました。
ヤニ台という物にリングを固定してブルーダイヤをセットしています。四隅からタガネで爪を作り、石留めしていきます。
レディス、メンズとも完成しました。当店のオリジナルはレディスのダイヤ、メンズの内側のブルーダイヤは入っていないのでアレンジオーダーという形で完成いたしました。メッキをかけなくても白色なのですが光沢の照りを出すためにあえてメッキ処理をしています。ただし、地金その物が白系なので長年使って傷が付いてもメッキが剥がれて汚くなったりはしません。
内側には最近導入したダイヤモンド彫刻機をつかって、英語の筆記体でお二人の名前を刻みました。
このリングは、この写真のように左右に並べて置くと翼を広げているようなデザインになります。また、このリングは全周に途切れなく翼のモチーフが入っているので、「永遠に大空を羽ばたいていられるような幸せが続きますように。」と言う意味合いでもあります。
遠方にもかかわらずご注文ありがとうございました。末永くお幸せに!
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昨年末の事ですが、一組のカップルが海を渡ってお向かいの和歌山県からご来店いただきました。当店のホームページをご覧になって、大変気に入っていただいたデザインがあり、「実物が見てみたい!」ということで遠いながらご来店いただきました。
こちらがご注文いただいたマリッジリングを鋳造した直後の写真です。合わせるとハートが浮き出るデザインです。目立った巣もなくキレイに鋳造できました。
当店のオリジナルではダイヤは入っていないのですが、彼女のご希望でレディスにはダイヤが入ったデザインに仕上げます。ピンクダイヤと、ホワイトダイヤ、色々悩まれましたがブルーダイヤと、少し小さめのホワイトダイヤを2個入れるデザインに決まりました。石留めの様子です。
内側には新しく導入したダイヤモンド彫刻機を使って英語の筆記体でお二人の名前を刻みました。
名前以外に、オプションで合わせるとクローバーが浮き出すデザインの彫刻を施しました。かなり細かい彫刻ですが手彫りと違ってコンピュータによって彫刻するので正確に彫刻できます。
出来上がりの写真です。合わせるとピッタリとハートデザインが浮き出します。「想像していたとおり!」と大変喜んでいただけました。
遠方にもかかわらずご来店いただき、ご注文いただきまして本当にありがとうございました。
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この2~3日寒さがぶり返したようでとても寒い日が続いています。もう3月になったというのに早く暖かくなって欲しいものです。
今日ご紹介するマリッジリングは当店のホームページをご覧になってご注文いただきました。簡単に製造過程をご紹介します。
この写真はマリッジリングをプラチナで鋳造してツリーから切り離した直後の写真です。全く巣もなくキレイに仕上がりました。モチーフもキレイに再現できています。この後、クローバーの部分を光沢仕上げにし、その部分以外はマット仕上げにしていきます。
表面の仕上げが終わってレディスにはダイヤモンドを爪のないドット留めで埋め込んでいます。二つを合わせるとイニシャルが浮き出るように手彫りで彫刻を入れます。まずは、彫刻の下書きをします。
こちらがキレイに彫刻できた後の写真です。レディスとメンズのサイズも違うので手彫りの場合かなり難しい作業になります。この後、全周にクローバーのツルを彫刻で入れていきます。
キレイに仕上がりました。
全周のツルも何とかキレイに仕上がりました。
今日のブログのタイトルにあるように指輪の幅は両方とも3.8mm幅に仕上げています。お客様にとって大事な数字です。昨今プラチナ地金が高騰しております。このお客様は予算の関係でプラチナで作るのはあきらめかけていたようですが、当店の見積はお客様の予算内に収まっていたようで大変喜んでいただけました。細かい要望にもお応えすることが出来、大変満足していただけたようで、こちらも大変うれしく思います。本当にありがとうございました。
末永くお幸せに!
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