オーダーメイドの結婚指輪・マリッジリングの彫金日誌です。archive-diary-php
当店でご注文いただいています結婚指輪の中でもハワイアン結婚指輪は大変人気です。
ご注文いただいてからお客様のサイズに合わせた指輪に手彫りで1本、1本彫刻を施すので完成まで時間がかかりますが、心を込めて丁寧に彫刻しています。
ハワイアンと言っても幅や彫刻の模様、コンビネーションと様々なバリエーションがあるのですが、中でも特徴のあるハワイアン結婚指輪をピックアップしてご紹介いたします。
一般的にはストレートの形状の甲丸リングや平打ちリングに彫刻を施すのですが、この写真のモデルは模様自体が浮き上がっており、なおかつ細かい彫刻を施して仕上げています。彫刻だけのモデルに比べると模様が立体的に浮き上がっているので長年身につけていても彫刻がすり減って無くなってしまうと言うことがありません。
通常ハワイアンの彫りは深いのですり減って無くなると言うことはほとんどありませんが、よりいっそう模様がハッキリして摩擦に強いと言えます。また、デザイン的にも模様のとおりにエッジが縁取られているのでとても個性的に見える結婚指輪です。
見た目もとてもオシャレです!ハワイアンの特徴である表面の凹凸がよりいっそうキラキラ光ってとてもキレイな結婚指輪です。
こちらのデザインは少しアレンジしてイニシャルをデザインの中に盛り込んだオーダーメイドのハワイアン結婚指輪です。
レディスのハイビスカスの真ん中にはシーブルーダイヤを埋め込んでいます。
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当店は徳島県でオーダーメイドの結婚指輪を専門に製作しているブライダル工房です。
昨今、プラチナ地金、金地金ともに高騰を維持しています。
どちらも限りある資源であり、使うほどに無くなって行く金属なので相場が下がることは無いと思います。
現在オーダーメイド結婚指輪のご注文を多数頂いており、ホームページの更新などもなかなか出来ない状態です。
ブログの更新もおろそかになりがちですが、少しづつでも更新しないといけないと思い合間を見つけて更新していきたいと思います。
写真は結婚指輪を作るための新しい地金です。
手の平に乗るぐらいの地金ですが、金額に換算するとかなりの金額になります(汗)
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先日、ワックスの原型をご紹介したと思いますが、楽譜で使われるト音記号の結婚指輪が完成しましたのでご紹介いたします。
合わせるとキレイにト音記号のモチーフが浮かび上がります。お客様の意向は出来るだけシンプルに!と言うことでしたので余りよけいな飾りは付けませんでした。
下の指輪がレディスでダイヤが一粒埋め込んであります。ト音記号の全てを浮き出したモチーフにするのではなく、メンズからレディスに伸びたストレートのラインのみ浮き出したデザインでクルリとらせん形に巻いた部分は凹んだ模様になっています。レディスとメンズのリングサイズがかなり違いますが、モチーフはピッタリと合わさります。
こちらは、確認の為に制作したシルバーモデルと一緒に撮影した写真です。当店ではワックス確認よりもより出来上がりが解るようにシルバーで出来上がりと同じ物を制作してお客様に見ていただいております。
ご覧のように比べてみるとどちらがサンプルか解らないぐらいのクオリティーでサンプルを制作しております。
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当店ではオーダーメイド結婚指輪以外に、お客様に自分で手作りしていただくことも出来ます。
手作り結婚指輪とは、ワックスをご自分で削っていただき指輪の原型を作っていただきます。
柔らかい素材なので女性でも簡単に削ることができます。シンプルな指輪をご希望なら手作りで作れば簡単にオリジナル結婚指輪の完成です。鋳造、仕上げは当店のスタッフが担当いたしますので表面が少し凸凹したワックスでもキレイに仕上がります。
自分で手作りすれば心のこもった指輪となると共に一生の思い出ともなることと思います。
物を作る楽しさと、出来上がった時の喜びを味わっていただければと思っております。
手作り結婚指輪の作り方は以下の動画を見てください。
動画を見れば作り方が良くわかると思います。
手作り結婚指輪のページはこちらです↓
徳島で結婚指輪を手作りするなら「手作り結婚指輪ドットコム」
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先日ワックスツリーでご紹介した細い結婚指輪が完成しました。
素材はプラチナ900で制作ししています。
シンプルで少し捻りが加わった飽きの来ないデザインです。レディスにはダイヤが5つ彫り留めされています。
基本的に結婚指輪のダイヤモンドは埋め込む形の彫り留めがほとんどです。なぜかというと石座を作って爪留めの場合、爪の部分が引っ掛かったり、長年付けているとすり減ってダイヤが外れたりする事があります。彫り留めの場合、本体部分にダイヤを埋め込むための穴を空けて表面部分よりも一段下がった部分に爪を作るので爪が引っ掛かったりする事が無く、また、直接爪が物に当たることは無いのですり減ることが少ないです。
なので、マリッジリングの場合、彫り留めが多い理由です。
実際には2.5mmのリング幅があるのですが、表面が斜めに削られているため細く見えます。
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先日ご注文を受けた結婚指輪のワックス原型ができました。
合わせるとモチーフが浮かび上がるのですが、音楽が好きなお二人からのご注文でしたのでト音記号が浮かび上がるデザインを提案しました。
お二人ともギターが好きで音楽にちなんだデザインが希望でした。ただ、できるだけシンプルが良いという事でしたのでこちらのデザインを考えました。
これはまだ、シルバーサンプルリングを製作する原型で、一度シルバーで仕上げてからご覧頂いて確認してもらう予定の物です。
それから、先日ワックス原型を紹介した細い結婚指輪のプラチナ鋳造が出来上がりました。
鋳肌もキレイにできています。後は磨いてレディスのダイヤを留めていきます。
ツリーから切り離してヤスリ掛けしました。
こちらのデザインはフルオーダーではありませんのでサンプルは作らずにプラチナで仕上げていきます。
秋口になって注文が増えてきましたが、他に実行しようと思っていることの準備もあるので忙しい毎日です。
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当店ではフルオーダーメイドで結婚指輪をご注文いただいた場合、プラチナで制作する前にシルバーでサンプルリングを製作して出来上がりの確認をしていただいております。ワックス確認だけでは金属の質感やダイヤを留めた感じまではわからないのでお客様にとってはかなり有益な試みだと思います。
今回はそのシルバーサンプルの制作行程をご紹介します。行程はプラチナで制作する行程とほぼ同じです。
以前シルバーで鋳造後の写真をご紹介しましたがその続きです。
写真は表面を磨いていくために軽くヤスリをかけたところです。
次にレディスリングの石を留める部分に下穴を空けていきます。シルバーサンプルなのでダイヤではなくキュービックジルコニアを留めるための下穴です。
アップの写真だと穴が貫通しているのが良くわかります。
穴が空いたらシリコンポイントなどで表面をどんどん研磨していきます。
結構ピカピカ光ってきました。
レディスはキュービックを留めるのでタガネで彫り留めするための爪を彫っていきます。
タガネで彫って、爪の割り振りができたところです。こちらもアップで見ていただきましょう。サンプルといえど手を抜けません。
サンプルの仕上がりが悪いと「プラチナでもこんななの?」と思われてしまうのでサンプルといえど本番と同様の緊張感で制作しております。
そして、ダイヤの代わりのキュービックジルコニアを留めていきます。
このデザインは5個のキュービックを留めますが、真ん中だけピンクダイヤの代わりにピンクのキュービックを留めます。
そして、サンプルの完成品がこちらです!
レディスのキュービックの配列は真ん中が大きく両端に行くほど小さいキュービックを留めてグラデーションになっています。
このキュービックの配列が美しいラインになっています。
こちらをご注文いただいたのは徳島県外のお客様でしたのでサンプルを送って確認していただきました。
これでOKをいただいたので現在はプラチナでの本制作を開始しています。
サンプルを制作しての確認の場合、通常のオーダーよりも少し日にちがかかるため、ご希望の方はお早めにご相談下さい!
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少し前から考えていたことがあって、それの準備の為に彫金机をもう一つ増やして全部で3つになりました。
1つは私専用の机、あと二つは考えていたことの準備のためにそろえました。店内はスペースがあまりないのでレーザー溶接機を置いていた場所を空けて机を二つ並べました。レーザー溶接機を移す場所に困りましたが何とか置く場所を確保しました。
こんな感じで2つ並んでいます。この二つはワックス作業専用にするつもりです。なぜ二つ必要なのか?
それは、いずれお知らせいたします。
ワックスで簡単な甲丸リングなどを作るときはこのような道具を使います。
細かいレリーフを入れる場合はスパチュラという道具も使いますが、シンプルな物だとこれだけで出来てしまいます。
今日は簡単なお知らせでした。
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先日細身の結婚指輪のご注文を受けました。
そのワックスの原型が出来上がったのでご紹介します。
ワックスはカメラのピントが合いにくいのですが何とか撮影できました。こちらがレディスです。丸い穴のような所にダイヤモンドを留める予定です。
こちらがメンズです。手で持って撮影するのはピントがなかなか合いません。少しピントが甘いですがご勘弁を!
レディスは8号ですが、メンズが20号とかなり大きくこんな感じでメンズのリングの中にレディスがすっぽりとはまってしまうぐらい大きさが違います。
この後、ツリーにしていきます。もちろんペアでツリーにします。同じプラチナ900を使うにしてもペアで鋳造することによって完全に成分も同じプラチナ900での鋳造となります。ここのところは当店での拘りでもあります。
明日にはプラチナ鋳造する事になります。
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