オーダーメイドの結婚指輪・マリッジリングの彫金日誌です。single-diary-php
当店ではフルオーダーメイドで結婚指輪をご注文いただいた場合、プラチナで制作する前にシルバーでサンプルリングを製作して出来上がりの確認をしていただいております。ワックス確認だけでは金属の質感やダイヤを留めた感じまではわからないのでお客様にとってはかなり有益な試みだと思います。
今回はそのシルバーサンプルの制作行程をご紹介します。行程はプラチナで制作する行程とほぼ同じです。
以前シルバーで鋳造後の写真をご紹介しましたがその続きです。
写真は表面を磨いていくために軽くヤスリをかけたところです。
次にレディスリングの石を留める部分に下穴を空けていきます。シルバーサンプルなのでダイヤではなくキュービックジルコニアを留めるための下穴です。
アップの写真だと穴が貫通しているのが良くわかります。
穴が空いたらシリコンポイントなどで表面をどんどん研磨していきます。
結構ピカピカ光ってきました。
レディスはキュービックを留めるのでタガネで彫り留めするための爪を彫っていきます。
タガネで彫って、爪の割り振りができたところです。こちらもアップで見ていただきましょう。サンプルといえど手を抜けません。
サンプルの仕上がりが悪いと「プラチナでもこんななの?」と思われてしまうのでサンプルといえど本番と同様の緊張感で制作しております。
そして、ダイヤの代わりのキュービックジルコニアを留めていきます。
このデザインは5個のキュービックを留めますが、真ん中だけピンクダイヤの代わりにピンクのキュービックを留めます。
そして、サンプルの完成品がこちらです!
レディスのキュービックの配列は真ん中が大きく両端に行くほど小さいキュービックを留めてグラデーションになっています。
このキュービックの配列が美しいラインになっています。
こちらをご注文いただいたのは徳島県外のお客様でしたのでサンプルを送って確認していただきました。
これでOKをいただいたので現在はプラチナでの本制作を開始しています。
サンプルを制作しての確認の場合、通常のオーダーよりも少し日にちがかかるため、ご希望の方はお早めにご相談下さい!
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