オーダーメイドの結婚指輪・マリッジリングの彫金日誌です。single-diary-php
お久しぶりの更新となりました。オーダーメイドの製作と、オリジナルのマリッジリング、エンゲージリングのセットリングの製作を超急ぎで行っていたため、他の作業を控えておりました。
と言うのも、次回のブライダル情報誌の掲載に間に合わせるべく、作業を進めていたためです。新作の製作は、8月初旬ごろには掛かっていたのですがオーダーなどを優先した作業をしなければいけなかったため遅れてしまいました。
何とか完成し、誌面には間に合わせることが出来そうです。
作業手順を少しだけご紹介します。
マリッジリングを3モデル、エンゲージリングを5モデル作る予定ですがエンゲージリングは4モデルのみ先に完成させました。
原型などの製作にかなり手こずりました。
ダイヤを留めるシャトンと言われる部分を先に埋没して鋳造しました。
エンゲージリングの本体となる部分です。
リング幅、ラインの流れなど微妙な部分の微調整に時間が掛かり、一番キレイに見えるラインが出るまで何度も作り直しました。
サンプルを一気にシルバーで鋳造します。パーツを組み合わせてバランスを見ながら腕の太さ歪み加減などを調整します。
以前にも紹介しましたが、同時にマリッジリングの方も鋳造して何本か仕上げていきます。
セットリングなのでマリッジとの重なり具合なども見ながら慎重に仕上げていきます。
そして、ついに完成して写真を撮りました!
こちらは細身でひねられたフォルムが特徴で、ミル打ち飾りがアクセントとなった『Cheer』と言うモデルです。
ミル部分が紙吹雪で、ひねり部分を紙テープに見立てて、喝采を浴び、みんなに祝福されているようなイメージとしてリングを作りました。
こちらは少し「和」のイメージの『羽衣』と言うモデルです。
こちらも細身で羽衣のような柔らかいウェーブが特徴です。レディスマリッジリングには華やかなダイヤをライン留めにし、優美さをかもし出しています。メンズはトップをつや消しにし、和の唐草模様を彫刻しました。
エンゲージリングは、腕を少しシャープなラインに仕上げし、ダイヤのサイドにはポイントとして柔らかい布が舞っているような飾りを付けました。
エンゲージは実際に指に付けるとラインの美しさが際だち、指がキレイに見えます。
こちらはフェミニンな『Feather』です。
柔らかな天使の羽をイメージし、デザインの一部としました。レディスの羽部分はつや消しにして愛らしさを強調しています。
メンズは全て光沢仕上げとし、愛らしさよりもシャープさを出しています。
エンゲージはサイドにピンクダイヤをセットして、よりかわいらしいイメージにしています。また、流れるようなライン飾りが女性らしい柔らかなフォルムを作り上げています。
エンゲージリングはもう2モデル制作中ですが、後日ご紹介する予定です。
オーダーマリッジリングを何組か制作中のため、ホームページでのご紹介は少し遅れるかもしれませんがご了承下さい。先行して、ブログでのご紹介とさせていただきました。
オーダーメイド結婚指輪制作blog