オーダーメイドの結婚指輪・マリッジリングの彫金日誌です。single-diary-php
お母様から譲り受けたプラチナの指輪を使ってマリッジリングを制作する依頼を受けました。
制作する指輪はシンプルなリングにハワイアンの彫刻を入れたデザインです。
当店まで送っていただいた指輪は5本有り、重さを計ってどの位の幅のリングが出来るか体積から導きました。
小さいダイヤモンドが沢山埋め込まれた指輪も含め、ダイヤは全て外してお返しする予定です。
指輪は全てPT900だと言うことを確認して溶解し、一塊のプラチナ地金にしました。その後鍛冶屋のごとく金槌で叩き延ばし、ローラーで延ばして指輪のサイズと同じ長さの板にします。
レディスは5mm幅の指輪、メンズは6mmの幅にし、指定されたサイズ分の長さになるように延ばします。
板状のプラチナを指輪のように丸めて共付けです。
プラチナの共付けで使うピンセットは耐熱タイプの物でかなりの高温でも大丈夫な金属です。たぶん素材はタングステンだと思うのですが・・・違うでしょうか?
カーブの浅い甲丸形に成形してピカピカに磨きます。今回のハワイアンマリッジリングはエッジ部分にプレーンなラインをエッジとして残したデザインにします。その為、エッジのラインどおり、毛彫りタガネでラインを彫っていきます。
本日はここまでの作業をご紹介しましたが、残された作業はハワイアン彫刻を施すのみです。
オーダーメイド結婚指輪制作blog