オーダーメイドの結婚指輪・マリッジリングの彫金日誌です。single-diary-php
お客様のフルオーダーメイド品、手作り品共に制作方法は鋳造です。
鍛造で作る場合もありますが、複雑な形の結婚指輪を作る場合は鋳造方が一番適した制作方法といえます。
鋳造は制作したロウのような素材のワックスをツリー状にして石膏の中に埋没し、その石膏を焼くとワックスが解けて流れ出て石膏の中に指輪の形の空洞が残るわけです。
その空洞部分に溶かした貴金属を流し込んで指輪を整形します。
ワックスツリーの作り方は様々ですが、当店ではペアで鋳造します。ペアにすると同じ品質の貴金属を共有する事になり、ますますペア感が増して来るという理由からでもあります。
やはり結婚指輪ですから細かい部分でも良い物を作りたいと思っています。
こちらは手作りでお客様に作っていただいたワックスです。もちろんペアで立てて同じ金属を共有するようにしています。
ワックスの湯道の付け方は様々で、上の写真は全周に模様が入った指輪のため内側に湯道を付けています。
こちらもお客様の手作り結婚指輪のワックスなのですが、レディスとメンズとで金属が違います。
そのため1本づつツリーにして金属を流し込みます。こちらはレディスでピンクゴールドで制作します。
それぞれ鋳造が仕上がりましたらご紹介いたします!
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