オーダーメイドの結婚指輪・マリッジリングの彫金日誌です。single-diary-php
こんにちは
先日の国際宝飾展に行ったときに詳しく話を聞いていたCADソフトを購入することに決めて、本日ソフトが手元に届いています。そんなに高額なソフトではないのですが自分に使いこなせるかどうかで、価値が変わります。
高価な物でも使いこなさなければ、その金額に見合った価値は見いだせませんし、安価な物でも充分に使いこなし、高価な物に匹敵するような使い方が出来ればその価値は何十倍にも跳ね上がります。
要は使う人の真価が問われると言うことです。
今回購入したソフトですが、元々海外の製品でマニュアルは日本語にした物があるのですが、そのソフトだけに使用される用語のような物があり、よく解りません
3DCGソフトは20年ほど前から色々さわっていたので理解しているつもりですが、ソフトによってコマンド操作が違ってくるので、ソフトを替えるたびに初心者になってしまいます。
今までは全て独学で学んできましたが、今回は良く理解するためにセミナーにでも参加しようかな。
と、思っております。
まあ、どちらにしてもしばらくはこのソフトと格闘するつもりです。
マリッジリングの製作の方も忙しい日々が続いています。
細身でシンプルなリングですがミル打ちを打っているところです。ひたすら打ちます!
次はメレーダイヤの石留め作業ですが、少し大きく拡大して手順をお見せしようと思います。
出来るだけ大きく拡大してみました。リングに3個ダイヤを留めるための穴を開け、フチをタガネで彫って、爪が出来るように割っていきます。
※「割る」とは爪を彫りで作るときの用語のようで、この事を「割る」と言うようです。
キレイに彫れた部分にダイヤを置いてみます。ダイヤの穴と、ダイヤの大きさが出来るだけピッタリすき間が無いように調整します。
写真では真ん中にピンクダイヤ、両端には少し小さめのホワイトダイヤを2個留めます。
ダイヤを留めるためにタガネで爪を倒していき、ミルで爪を丸く仕上げていきます。
この作業は全て20倍で拡大したマイクロスコープをとおしての作業です。
爪がしっかりダイヤに掛かっているかどうかを確認して、仕上げ磨きをすれば完成です。
少し写真がぼけましたが、つや消し処理などを施して指輪が完成しました
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