オーダーメイドの結婚指輪・マリッジリングの彫金日誌です。archive-diary-php
こんばんは!
先日ご紹介しましたハートと羽とひまわりの結婚指輪が完成いたしました。挙式が7月5日とせまっておりましたが無事に完成してお渡しすることが出来ました。
こちらがそのデザイン画です。前回はプラチナ地金に鋳造したところまでご紹介いたしましたがその後、仕上げをし、キレイにひまわりを彫刻することができました。
こちらが出来上がりです。
合わせると美しいラインのハートモチーフが浮かび上がります。レディスに入ったピンクダイヤとシーブルーダイヤ、ホワイトダイヤが華やかな感じでとってもキレイです。メンズに入った羽のモチーフもかっこよく仕上がりました。
そして、ハートの上にはお互いのイニシャルを彫刻で入れました。
更に、裏側はご覧のように合わせるとキレイなひまわりの彫刻が現れます。サイズの違うリングを固定して、モチーフを合わせると浮き出すように入れる彫刻は難しいので苦労しましたが注文していただいたお二人の為に頑張って入れました。
ひまわりの花は彼女がとても好きな花だそうで、何とか結婚指輪に入れたかったのだそうです。
苦労して入れた甲斐あって、お渡しする際、とても喜んでいただけました(^^)
そして内側にはお二人の記念日と、お名前をダイヤモンド彫刻機によって筆記体で入れました。
挙式まで後5日ほどですが、無事お渡しできて本当に良かったです。
ひまわりのように元気で明るい家庭が築ければ良いですね!
末永くお幸せに!
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こんばんは!
今日も朝から雨が降ったりやんだり。いやな天気でしたね。
そんな中、一組のカップルが来店されてマリッジリングを色々お見せしていました。ネットで当店のホームページをご覧になっての来店です。
この写真は当店のオリジナルマリッジリングなのですが、合わせるとハートが浮き出すリングです。メンズには羽の模様のポイント彫刻、レディスにはダイヤが3石埋め込まれていて、3石の中央はピンクダイヤでとってもかわいらしいリングです。お客様はこのリングを見て、「レディスだけ注文できますか?」と言われました。注文は構いませんが2本無いとハートでは無くなるのでは(^^;)
旦那様はリングを付けないそうです。しかし、ハートの片割れだけとは縁起も良くないような気がするので色々考えて後日ご来店する事になりました。
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今日少しご紹介する結婚指輪は結婚式が7月5日と目前に迫ったカップルの結婚指輪です。優先して作業を進めています。
幅は全体的に広めのリングがご希望で合わせるとハート、レディスはダイヤを入れた物がご希望でした。
そして、指輪の下側( 内側ではなく、指に付けたとき手のひら側の表面 )には彫刻でひまわりを入れたいとのこと!合わせてモチーフが浮かび上がるようにする彫刻はかなり難しいのですが引き受けちゃいました(^^;)
こちらがワックスの原型です。これを埋没してプラチナで鋳造します。
レディスが5mm、メンズが6mm幅なので、かなりしっかりした重みのある仕上がりになるでしょう。
その後、プラチナで鋳造!この写真は埋没材から取り出した鋳造直後の写真です。
まだ表面に埋没材がガチガチにこびりついています。はたして鋳肌はキレイでしょうか!
埋没材を完全に除去しました。
とても良い状態で鋳造できたようで、表面には巣はありません。
肉厚の物は巣が入りやすく、鋳造が難しいのですが大成功です。
結婚式がせまっていますので失敗は許されません。
この後、仕上げていくのですが最後に入れる『ひまわり』ですが、失敗すると挙式に間に合わないのでかなり慎重に行う予定です。
はたして、ひまわりの彫刻は無事完成するでしょうか?その様子は近々ご紹介できると思います。
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こんばんは!今日もアップが深夜になりました。
今日は午前中にご近所の奥様が来られました。以前からリフォームや修理を良く頼まれる方で、今日はアメジストと淡水パールのネックレスを持ってこられて、そのネックレスを一度ばらして、1本の長いネックレスにして欲しいと持ち込まれました。その様子をご覧下さい。
こんな感じで淡水パールとアメジストを交互に間に入れるように組み合わせます。
両方の石が余らないように一度長く並べて、確認します。
並べた物を端から順にワイヤーに通していきます。
一つ一つ内職の様な感じで通していきます。両方の石には穴が貫通していますが、淡水パールの穴はとても細く、たまにワイヤーが通らない物があります。そんな場合は穴を大きく開け直して広げなければいけません。
そして、全てとおし終われば完成です!
長さが90cm程ある1本のネックレスの出来上がりです。夏の装いによく似合いそうな涼しげな感じのネックレスになりました。
午後には明日の鋳造に備えて地金の準備をしました。
明日の鋳造はいつものように朝一番で行う予定です。プラチナが1缶、ホワイトゴールドが1缶です。それぞれが結婚指輪のオーダー製品の物です。
最近は作業工程の紹介が多くて、なかなか完成品の紹介となりません。何組かの結婚指輪を平行して作業を行っているためです。
一番早く出来上がる予定の結婚指輪は今月末です。結婚式が7月5日なので特に急がねばなりません
もう少しでご紹介出来るのでお楽しみにしてください。
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こんばんは!今日はとても眠いです。
今回はとても優しそうな彼と彼女のオーダーメイドの結婚指輪をご紹介します。一度ご来店していただいたときに、こんな加工や彫刻が出来るんだ!と確認され、お二人である程度デザインを考えられて、2度目のご来店時にオーダーしていただきました。
こちらがそのデザイン画です。当店ではお客様と色々相談しながらその場でデザイン画を描いてご提案しています。お話を聞きながらどのようなデザインのイメージにしたいのか、指輪に入れたいモチーフの事など色々です。
決定したデザインは天使の羽の彫刻を入れて、レディスにはサムシングブルーの青いダイヤを留めます。そして、ポイントは指輪のサイド部分に合わせるとイニシャルの『K』が浮き出すようにしたところです。あくまでもメインは青いダイヤと羽の彫刻なので、あまり太くないラインのイニシャルでなおかつ指輪のボリュームにマッチしたバランスでイニシャルを入れました。
制作の途中で何度もイニシャルの太さ、重なり具合を確認しました。このバランスは私に「お任せします!」と言うことだったので念入りに確認!
そうして出来上がった結婚指輪がこちらです!
全体をつや消し仕上げにしているのでとても上品なイメージに仕上がりました。レディスに埋め込んだダイヤは青といっても薄い水色のブルーなのでとてもこのデザインにマッチしてキレイです。
サイドの『K』もピッタリと浮き上がります。
二つを横に並べて見ました。
マリッジリングの内側には彼女のご希望でスマイルマークを入れました。
このマーク、何となくほほえましい感じで私も大好きです。
このマークのようにいつまでも微笑みが絶えない家庭が築ければいいですね(^^)
末永くお幸せに!
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今日はお昼頃に電気炉にセットした鋳造リングを夜10時頃鋳造しました。鋳造作業はいつもは朝一で行っていますが埋没した時間が遅かったので夜の鋳造となりました。写真は後日アップします。
それ以外に今日はペンダントトップの仕上げをしておりました。お客様にお預かりした六本爪で古いタイプのエンゲージリングをシンプルなペンダントトップにしたいと依頼を受けていた物です。最近は結婚指輪の依頼が多いのでリフォーム等はあまり受けていないのですが、店頭注文で2~3ヶ月掛かっても良いという以前からのお得意様のみ受けています。
この方の場合も2ヶ月ほど前に依頼を受けて今日仕上げをすることが出来ました。左がお預かりした指輪で、右がダイヤを入れてペンダントトップにするためのダイヤのシャトンといわれる物です。このタイプは店頭でもオリジナルを製作しているため、ダイヤの大きさに合わせて何種類かのゴム型を作っています。それでも仕上げまで2か月ほど掛かってしまいました。
ネックレスを通すための丸カンを溶接して、シャトンをキレイに研磨してから裏側に刻印を入れます。
次にひっくり返してダイヤを留める側を上にしてダイヤを留める準備をします。
ダイヤを乗せてみて傾きが無いように留まるかをチェックします。
不備がないようでしたので慎重にタガネで爪を倒していきます。タガネがダイヤにあたらないように慎重に・・・。
爪をヤスリで整えて再度キレイに研磨し、チェーンを通して出来上がりです。お客様には大変お待たせいたしましたが出来あがりです。ダイヤの大きさは0.507ctでかなりキレイなダイヤです。本日お渡しすることが出来ました。ありがとうございました。
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今日の朝、東北地方で強い地震があって大変だったようです。テレビはそのニュース一色でした。東北地方に知り合いは居ませんが結構震度が強かったようなので被害が心配です。もう何年も前ですが東京に住んでいた頃は地震が多かったので、当時はとても驚きました。記憶が曖昧ですが2~3週間に1回ぐらいは体に感じるほどの地震が起こっていたように思います。ここ四国は幸い火山もなく地震は少ないのですが安心は出来ませんね!
そのうち
【┣¨┣¨━━ン】 なんて来たらどうしよう!?来ないのを祈ります。(>_<)
さて、私の工房には電気炉があるのですが、その電気炉はお店の奥の部屋に置いて稼働させています。電気炉にはアフターバーナーという排煙を再燃焼させる機械を取り付けているのですが、ワックスを完全に燃焼させる温度(400℃)ぐらいの時にはどうしても少し煙が出てしまいます。その煙が部屋に溜まってしまうため、煙対策に換気扇を付けることにしました。
取り付けは自分でしようと思いヤフーのショッピングで換気扇を購入しました。窓に簡単に取り付けられる窓用換気扇です。
注文した次の日にすぐ荷物が着きました。家に居ながら買い物が出来るのでこんな便利なことはありません。私もネットでオーダーを承っていますが、当店のお客様も便利に思っていただいているのでしょうか?
窓に取り付けると言っても、電気炉のある部屋には普通の窓はなく、上下に開く窓付きのドアがあるだけなのですが何とかこの開閉するドアの窓に取り付けられないか色々考えて金具などを自作で作って取り付けました。結構しっかり固定でき、換気扇がついたままでもドアの開閉に弊害もありません。これで何とか排煙対策は出来そうです。
今日も2缶埋没の準備をしました。1缶はプラチナマリッジリング、もう1缶はホワイトゴールドのマリッジリングです。明日は、昨日埋没してあった別のマリッジリングを鋳造する予定です。
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5月からオーダーマリッジリングの注文が結構入ってきて「3Dモデリング→原型製作→鋳造」という作業に追われる毎日です。鋳造までの作業が一番大事なところなので、鋳造した物を仕上作業をする前に、次のマリッジリングのモデリングをしてから、まず、形にする作業に専念しています。素材もバラバラで最近はK18WGでの注文も増えてきました。
先日の日記で3DCADの画面をアップしていましたがワックス原型が出来たのでご紹介します。
ワックス原型をプラチナで鋳造しました。この写真は鋳造直後の写真でメンズのほうはかなり幅が広いリングなのですが、こういった幅が広く肉厚の物は巣が入りやすいので慎重に鋳造します。今回の鋳造はかなりうまくいきました。見てのとおり、鋳肌もかなりキレイです。
現在鋳造までこなして、仕上げ前の物が何点かありますが、このリングもかなりうまく鋳造できました。合わせるとハートが浮かび上がり、メンズには羽のモチーフが入れられています。このリングも作業はここまでで置いておいて、次のリングのモデリング作業に移ります。
プラチナでの鋳造がかなりあったのでストックしていたプラチナが無くなり、本日プラチナ地金とゴールド地金を発注しました。それぞれ30gずつの注文ですが、それでも昨今地金が高騰していることにより、結構な金額になります。巷では原油の高騰、北京オリンピック需要などで上がっていると聞きますが、オリンピックが終わると本当に地金が下がるでしょうか?いや、下がって欲しいです(^^;)
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昨日のうちに電気炉にセットしていた鋳造リングを朝一で2缶プラチナで鋳造しました。昨日ご紹介した分と合わせるとリングが9本になりました。それ以外に2組(4本)のマリッジリングのワックス原型を制作中です。電話での問い合わせと、資料請求も多くなってきました。今制作中のマリッジリングは8月ごろの完成予定なのでそんなに急がなくて良いのですが、なにしろ本数が多いのと、急ぎなどの仕事が入ってきた場合に対応できるように前倒しで進めております。
無事、プラチナでマリッジリングを3本と、エンゲージリング1本を鋳造しました。リング自体は巣もなくキレイに鋳造できたのですがこの2つのツリーの内、1つのツリーの湯口が変な形で固まっていました。
こちらがプラチナで鋳造したときの普通の湯口です。
そしてこっちが変な形の湯口です。どう言った条件でこうなったのかわからないのですが、何かの拍子で気圧が大きく掛かった感じです。
しかし、リング自体は全く問題ありません。こんな形の湯口になったのは初めてなので驚きましたが製品は無事で一安心です。
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